どんな仕事内容なのか見てみよう

医療機関には数多くの診療科がありますが、美容皮膚科は病気を治すことではなく、美しい肌を作ることを目的としています。したがって、体調が悪くなって行く医療機関とは違い、美容院やエステサロンといったサービス業に近い形で、スケジュールに合わせて予約が取られているのがほとんどです。似た診療科としては美容外科があり、美容という目的は同じですが、治療法が異なります。美容外科ではメスを入れる手術を行いますが、美容皮膚科では光の照射や点滴、薬の外用など留まるのが特徴です。

美容皮膚科で働く看護師の仕事内容は、開院前だと院内の清掃や、来院する患者の情報収集、使う物品などの確認が挙げられます。清潔な場所で患者を迎え、スムーズに施術を行えるように準備しなければいけません。開院中の主な仕事としては、1つ目が患者へのカウンセリングです。患者にどのような悩みがあり、どんな処置を希望しているのかを聞き、かかる費用などを説明します。2つ目は施術の補助で、医師が行う処置や施術を補助するものです。

3つ目は患者への処置であり、医師の指示に従って、患者へ光の照射や点滴などの処置を行います。そして、4つ目が患者へのアフターケアです。美容皮膚科では、肌に何かしらの手を加えることが多く、施術後に肌荒れなどのトラブルが起きることもあるでしょう。症状が重症化しないように看護師が状況を把握し、必要な場合は医師に引き継ぎます。閉院後の仕事内容は、院内の片付けと翌日の予約状況の確認、使用した物品の確認と補充などです。