看護師が美容皮膚科で働くメリット

美容皮膚科で看護師として働くメリットは、大きく分けて4つあります。1つ目は、日勤のみで夜勤がなく、残業も少ないことです。これは、美容皮膚科の多くが病棟を備えていないからであり、ワークライフバランスが取りやすいのは大きなメリットでしょう。2つ目は、給与水準が高いことです。美容皮膚科の診療は、保険適用外、つまり自由診療のものがほとんどといえます。そのため、美容皮膚科はほかの診療科と比べて、利益を上げやすくなるのです。よって、その利益が、看護師の給料に反映されることになります。

3つ目は、自分磨きにつながることです。職員優待を利用して、看護師が施術を受けられたり、院内で販売されている良質な化粧品を購入できるケースがあったりします。ただし、このようなメリットは、職場によってはないかもしれません。とはいえ、看護師として働きながら、医療行為に基づいた美容知識を得られることには間違いないでしょう。そのため、美容皮膚科での看護師としての勤務は、自分磨きにつながるといえるのです。

4つ目は、ほかの診療科と比べて、患者の命に関わる治療に携わることがほとんどない点が挙げられます。内科や外科を代表に、多くの診療科では、命のために手術や投薬が必要となるケースも多く、そうした環境で仕事を続けて、精神的に疲弊してしまう看護師も多いです。しかし、美容皮膚科では命に関わるケースがほとんどなく、メンタル的な部分で安心して働けます。特殊性のある美容皮膚科で看護師として働くことを選ぶと、ほかの診療科では得られないような、こうしたメリットが多いのです。